暮らしの困りごと
大きな手続きより、毎日のちいさな「どうしよう」のほうが疲れたりします。試してよかった工夫を集めています。
仕事・職場
よくある困りごと
- 履歴書の性別欄、どう書く?(性別欄のない様式もあります)
- 健康診断、更衣室、トイレ、制服
- 通称(新しい名前)を職場で使えるか
- 誰に、どこまで伝えるか
職場の人ができる配慮
- 名札・メールアドレス・社内システムで通称を使えるようにする
- だれでも使えるトイレや、個室の更衣スペースの案内
- 健康診断の時間や場所を個別に調整できるようにする
- 本人が伝えた範囲を超えて情報を広げない(アウティング防止)
本人ができる準備
- 履歴書は、性別欄が任意記載の厚生労働省の様式例を使う選択肢もある
- LGBTQに関する方針(差別禁止の規定、通称使用、福利厚生など)を公開している企業を探す
- 入社後に相談したいことは「〇〇できると助かります」と具体的にメモしておく
- 伝える相手は、まず人事や信頼できる上司など少人数から。誰に伝えたかを自分で把握しておく
服・おしゃれ
胸つぶし(ナベシャツ・バインダー)の上に着る服
- 生地は厚め:薄いTシャツは下着の線が出やすい。目安は5.6oz以上
- 色は濃いめ・柄あり:黒、ネイビー、杢グレー、胸にプリントがあると凹凸が目立ちにくい
- サイズは少しゆとり:ぴったりより、肩が落ちるくらいのシルエットが楽
- 重ね着:シャツの前を開けて羽織るだけでもラインが変わる
胸つぶしは長時間つけっぱなしにしない
きつすぎるもの・長時間の着用は、息苦しさや肌トラブル、肋骨などへの負担につながることがあります。
体に合ったサイズを選び、寝るときや運動時ははずすなど、無理のない範囲で。痛みが続く場合は医療機関へ。
サイズ探しのコツ
- メンズの靴は小さいサイズが少ない → 24〜25cm台を扱うブランドをメモしておく
- メンズ服は肩幅・袖丈で選ぶと失敗しにくい
試着や買い物の気まずさを減らすコツ
- 通販で買うなら、返品・交換しやすいお店を選ぶ。実寸(身幅・着丈・肩幅)を手持ちの服と比べると失敗が減る
- お店では、平日の空いている時間帯に行くと落ち着いて試着できる
- 店員さんには「自分用です」とだけ言えば十分。説明する義務はありません
- パーカーやオーバーシャツなど、体のラインを拾いにくい服をワードローブの軸にすると、毎朝の服選びが楽になる
身体・健康
- ホルモン治療中の定期的な血液検査
- 婦人科の受診が必要なとき(体の状態によっては、性自認に関係なく必要になることがあります)
- 声の変化との付き合い方
- メンタルがしんどいときのセルフケア
医療の情報について
このサイトは医療の助言をするものではありません。治療については必ず主治医に相談してください。
病院の受付で名前を呼ばれるのがつらいときは、受付で「番号で呼んでほしい」「通称で呼んでほしい」と伝えてみてください。対応してくれる医療機関は増えています。
手術や補整アイテムなど、もう少しデリケートな話はからだのことに、閉じた状態でまとめています。読みたいときだけ開いてください。
日常のあれこれ
- 美容院・床屋でのオーダーのしかた
- 温泉・プール・ジムとの付き合い方
- 本人確認書類と見た目が違うときの対応(銀行、病院、宅配の受け取りなど)
- 旅行やホテルのチェックイン
それぞれの詳しいコツはよくある困りごとQ&Aにまとめています。